自然との対話 ≒ 身体との対話
こんにちは。コンディショナーの石井です。
先日、植えない林業という活動をしている友人と数年ぶりに八王子恩方にある森を散策する機会を頂きました。
ダイバーシティとか生物多様性が大切と言われる中、国策で行われた植林がその後多く放置されているということが、森の生態系にどういう影響を与えているかということを現地で見て痛みを感じるとともに、その生態系に心を寄せて大地とやり取りをすることの意義を感じました。
動物でいう腸内細菌のように、実は植物同士も菌糸ネットワークが媒介して種を超えた植物同士の相互の関係性を繋げていて、栄養分のやり取りをしています。そして、ダム等の人工的な建造物が水源までの水の通り路をふさいでしまう事で自然の循環を妨げてしまうと、その上部の山間部の生態系にまで大きく影響を及ぼします。
一方で、病害を受けたり、ひずみのある過酷な環境下であるからこそ、地面を支えるために力強く巨木に成長している木があったり、友人が手と心をかけて手入れをした場所は、とても気持ちの良い感覚が得られる場所になっていたりしました。
小さなスコップ一つでも町にある植物の生態系に、良い影響を与える働きかけが出来たりするそうです。自分たちの近所や旅先で、その場所の大地と少し対話する時間を持つようにする人が増えたら良いなと話していました。
当たり前と思われていた地球環境も、今や様々なところで危機の警鐘がならされていて、他人事では済まされない状態になってきています。とは言いつつも、その情報を自分の中で消化していくことは難しいもので、人は自分の身体のことですらついつい忘れてしまいがちなものです。
モビリティケアサロンでは、まず快不快の感覚を感じるところから始めて、身体と対話していきましょうということをお伝えしています。コンディショナーをしていると、会員様の状態を感じ取っていくことを通じて、人同士の感覚は繋がっていることを強く感じます。
細胞に入り込んでいるミトコンドリアをはじめ、多数の細菌類等と共生している人間の身体も、多くの生物との共生関係があり調和の中で成り立っています。
万物は繋がっていて、八百万の神という日本古来の考え方もしかりですが、地球そのものである大地を相手に、傍観者ではなく何かの働きかけをしていくことでやっぱりつながっているのだなということを改めて森に入って感じました。
個人的には、植えっぱなしで全く手入れをしていなかった家庭菜園の植物達にお礼の気持ちを伝えていくことと、自然農だと言い訳して放置せずきちんと手をかけていこうというところから始めたいと思っています。
尚、コンディショナーである私自身、今回の森を訪れたのはコロナ前以来で数年ぶりだったのですが、モビリティケアでのコンディショナー活動を通じて身体の感度を高めていたおかげで、森に入った時の感覚も変わった気がしています。
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